ガラス機器･器具類

理化学の実験に欠かせないガラス機器やガラス器具（フラスコ、抽出器、冷却器、連結管、トラップ、分液ロート、ろ過器、保存瓶、時計皿、洗浄瓶、スプレーなど）をあつめました。ご用途に合わせてお選びください。大学・研究所・企業様はもちろん、個人の方もお気軽にご注文下さい。

○ガラスと理化学器具○
ガラスは比較的多くの化学薬品に対して安定で、熱にも強いことから理化学機器によく使われています。ガラス器具を接続したり、栓をするのにはすり合わせやゴム栓・コルク栓などを利用します。以下に主なガラスの種類を紹介します。

◇石英ガラス(シリカガラス)とは
純粋な二酸化ケイ素SiO₂(石英)から作られるガラスで無色透明です。加工が難しくとても高価です。使用温度が高く(900〜1200℃)、耐腐食性、紫外線域透過が高いとされ、光学測定用の試料容器や特殊なビーカーなどに使われます。

◇ソーダ石灰ガラス(並ガラス)とは
安価で最も多く使用されているガラスです。二酸化ケイ素、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、炭酸カルシウム(石灰)から成ります。添加物を加えることで溶融温度も1000℃ほどに下がり、加工もしやすくなります。高温や急激な温度変化に弱い性質です。ガラス中に含まれる金属成分が発色し緑色に見えることから、青板ガラスとも呼ばれます。

◇硼珪酸ガラスとは
ガラス材料に更にホウ酸を添加したガラスです。熱膨張率が低い為並ガラスに比べれば熱衝撃に強いです。耐熱性・強度に優れ、硬質ガラスの中で最も大量に使用されています。ガラス中に含まれる金属成分により断面は淡黄色に見えます。パイレックス®、テンパックス®などはこの種のガラスにあたります。